笑気鎮静と全身麻酔どちらも、メリット・デメリットありますが、先生はどうお考えでしょうか? CATEGORY無痛治療
熊本 28歳 女性
こんにちは。先生のご対応がとても丁寧だったので相談させていただきました。
地元の病院で、左右下の親知らず(埋没)を切開して抜歯する手術を先日行おうとしたところ、口を開けて置く器具(一番小さいもの)を入れると、吐きそうになり中断しました。
担当医からは、全身麻酔での入院がお勧めといわれ、笑気治療ではだめかと相談すると、笑気でも嘔吐反射しないとは言い切れないし、絶飲絶食と付き添いが必要といわれ、すでに予約しています。しかし、入院費用を見て仰天しました。笑気だと治療費に多少上乗せするくらいで経済的に負担は少ないときいています。
自分なりに考えたのですが、反射が強いのは、人よりも顎と口が小さいのと精神的な問題が強く関係しているので笑気治療で反射もなくなるのではと思っています。でも、笑気をしているにも関わらず、嘔吐反射があるのはどのような気分なのでしょうか?
笑気鎮静と全身麻酔どちらも、メリット・デメリットありますが、先生はどうお考えでしょうか?参考にさせてください。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
嘔吐反射でお悩みなわけですね。
まず嘔吐反射ですが、精神的なものからくる場合と、本当に反射が強い場合とがございます。
もし精神的なものからくるものであれば、おっしゃるとおり笑気などの鎮静で改善される可能性がございます。
ただし、本当に反射が強い場合には笑気はなんの役にもたちません。
以上のことを考えると、笑気を試してみてそれでもだめならば全身麻酔というのが妥当ではないでしょうか。
またなにかご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日