抜歯とインプラント治療を妊娠中のどのタイミングで行うか CATEGORY未指定
石川県金沢市 35歳 女性
昔治療した下の歯2本(神経なし)がもう弱くなっているということで、 インプラント治療を勧められました。
まず抜歯の予約を入れましたが、抜歯後の鎮痛剤や抗生物質の服用によりその後一ヶ月は妊娠が不可能になるという事はありますでしょうか?
妊娠中、安定期に治療するとしても抗生物質などの服用は避けたほうがいいのでしょうか?
妊娠前にするか、妊娠中にするか迷っています。
アドバイスをお願い致します。
まず抜歯の予約を入れましたが、抜歯後の鎮痛剤や抗生物質の服用によりその後一ヶ月は妊娠が不可能になるという事はありますでしょうか?
妊娠中、安定期に治療するとしても抗生物質などの服用は避けたほうがいいのでしょうか?
妊娠前にするか、妊娠中にするか迷っています。
アドバイスをお願い致します。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
抜歯とインプラント治療を妊娠中のどのタイミングで行うかお悩みなわけですね。
まず、ご質問にあるように鎮痛剤や抗生物質を服用したからといってその後妊娠が不可能になるということはございませんからご安心ください。
鎮痛剤や抗生物質は長く体内に残るものではございませんから。
ただし、現在妊娠中であれば、やはり薬の服用には注意が必要です。
とくに妊娠初期の段階では可能であれば薬の内服をさけるべきです。
緊急性のない治療であれば、妊娠中にわざわざ行わなくても、出産後に行うほうがいいと思いますよ。
ただし悪い歯を残しておくと、妊娠中に化膿したり、炎症をおこしてしまう危険性がありますから抜歯だけはしておいたほうがいいかもしれませんね。(歯の状態にもよりますが‥)
まとめると、今現在妊娠されていないようであれば、抜歯は行っておき、インプラントは適切な治療時期(通常抜歯してから数ヶ月たってから行います)に妊娠していなければ行い、妊娠中であれば出産後に行うというのが最も安全ではないでしょうか。
またご質問がございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
-
所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日