顎関節症治療とは CATEGORY未指定
山形県 28歳 女性
こんにちは。3年程前、歯医者で麻酔をした時具合が悪くなりました。それから数か月後に鬱病と診断され、今は療養し回復してきています。なかなか前回の恐怖があり歯医者にいけません。今まで麻酔で具合が悪くなったことはなかったのですが、その原因は何だったのでしょうか?
また、顎がガクガクと音がして口腔外科のある歯医者に行ったのですが、痛みが伴わないので治療の必要はないそうです。でも、固いものを食べる時など、違和感があるし、痛くて開かなくなる時があります。治療としては手術等が必要なのでしょう?
長々と申し訳ありません。宜しくお願い致します。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
麻酔のときに具合が悪くなってしまったことで、歯医者に行くのが怖くなってしまったわけですね。お気持ちはよくわかります。
実際にその時の詳しい状況などは分からないので、分かる範囲でお答えさせていただきます。
歯科治療中や、麻酔時には不安や緊張、痛みなどから精神的、身体的にストレスがかかります。このストレスにより脳貧血様発作や過換気症候群(ちょっと難しい話しになってしまうので詳細まではご説明しませんが)といったことがおこり、具合が悪くなってしまうことがございます。
他に内科的な病気をお持ちでなかったり、過去に麻酔を何事も無く行えたことがあるとしたらこの2つの可能性が高いと思います。
これらはほとんどの場合適切な対処をおこなうことで何事も無く回復します。
もちろん注意して治療や麻酔を行い、場合によっては鎮静療法などを行うことで、このようなことが起こらないようにすることは可能ですからあまりご心配なさらないでください。
担当の先生に、具合が悪くなった経緯があることをお話されれば、適切な対処を行ってもらえると思いますよ。しっかりと相談にのってくれる先生をえらんでくださいね。
次に顎関節症についてですが、痛くて開かなくなることがあるというのは、十分治療の対象になります。
現在痛みがなかったとしても予防的な治療をおこなったほうがよいかもしれません。
顎関節症で手術が必要になることはまずございませんからまずはご安心ください。
原因や症状にあった治療を行っていきますが、痛みをともなったり、大変な治療はございませんよ。
まずは、顎関節症の治療をしっかりと行ってくれる歯科医院を受診して検査、診察をうけて相談なさってみてはいかがでしょうか。
またご質問、ご心配なことがございましたらご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日