口腔外科 抜歯 CATEGORY口腔外科
茨城県牛久市 63歳 女性
上前歯(左2歯)の抜歯後に歯根が残り口腔外科にて抜歯することになりました。その際手術説明・同意書にサインを求められていますが、その合併症に驚いています。
勿論必ずしもそれがでるとは思ってはいませんが、回復しない合併症はどのくらいの率であるのでしょうか?又そこまでして歯根を除く必要があるのでしょうか?
いささか気持ちが滅入っています。医師からは大丈夫だと説明いただきましたが、とても不安です。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
同意書にかかれた合併症の多さをみてご心配されているわけですね。
実際にレントゲンなどえおみていないので合併症の確率、抜くべきかどうかなどについてはお答えすることはできませんが、通常上の前歯は抜歯の際の合併症のリスクは、他の部位よりも少ない部位です。
その意味ではご安心下さい。
近年は、大学病院などを中心に手術などの医療行為を行う際には同意書をとることが多いです。それは、法的な問題から行うものですが、ある意味では患者さんに余計な心配を与えてしまうことなのかもしれませんね。
とにかくサインをする前に、担当の先生に疑問点は質問して、しっかりと説明をうけて納得した上で同意なさってください。それが同意書の意味ですからね。
またご質問があればご連絡ください。失礼します。
患者様より>---------------------------------------------------
ありがとうございました。安心致しました。患者としましては治療椅子に座っている間中とても不安な思いです。なにげなく医師と看護士さんの会話も気になります。縫う、切るとあたり前の会話も恐怖です。でも、謝る必要もないのに、ごめんね痛いでしょう?など患者の立場にたった言葉にはとても感激ました。一人の医師のこのような言葉で患者が医師ランクをきめてしまいます。とても行き届いた回答ありがとうございました。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日