歯を抜いた部分の治療(インプラント)について CATEGORYインプラント
フランス 27歳 女性
フランスに留学中です。以前急に左上奥歯(親知らずの一個前)の詰め物がとれたので歯医者に行きました。すると、中が虫歯でもうだめだからと言ってあっさり抜かれてしまいました・・・
抜いてからもう半年以上経っていますが、その後の処置はしていません。インプラントなり差し歯なりしなければならないのですが、時間もかかるので完全帰国(来年9月予定)してからにしようと思っていました。
しかし以前矯正をしていたので、懸念してた通り段々前歯がずれてきているのがわかります。抜いた部分の幅も狭まってきてる気がします。
この場合、歯列のズレを直すのが先なのか、インプラントなどをして抜けた部分を埋めるのが先なのか教えてください。
というのも、こちらではインプラントや矯正も一部カバー可能な保険があるので、ユーロ安のうちにこちらでした方がいいかもしれないと思ったので。
お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただけると助かります。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
ご質問におこたえさせていただきます。
抜いた部分の治療(インプラント)と、歯列の乱れでお悩みですね。
どれくらい歯並びがずれてしまっているかによって状況は変わってきますが、インプラントと矯正を同時に行う場合、インプラントを先に行うことが多いです。
理由はインプラント自体も矯正するときに役に立つことから、矯正がスムーズに行えるからです。
ただし、あまりにも歯並びのずれが大きく、理想的な場所にインプラントをいれられない場合は、逆に矯正治療を先行させることもあります。
ご相談内容からすると、おそらく抜いてからさほど期間がたっていないことから歯並びの乱れがそう大きくなっているとは考えづらいので、インプラント治療を先に行えるのではないかと思います。
あとは、フランスにいられるのがあと1年という状況を考えて治療の計画をたてられたほうがいいと思います。
矯正は時間がかかりますからね。
追加でご質問がございましたらまたご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日