歯科医院での検診で2歳の子供が10本虫歯あると言われました。どうしたらいいのか治療方法の選択に悩んでます。 CATEGORY虫歯治療、小児歯科
白山市 30代 女性
ある歯科医院での検診で、2歳の子供が10本虫歯あると言われました。幼いのでうちでは虫歯治療はできませんとも言われ、どうしたらいいのか治療方法の選択に悩んでます。虫歯治療できる歯科医院に転院する、月一回のフッ素で様子見る、進行止め塗る。進行止めが一番いいと思うのですが、お歯黒状態になることがすごく抵抗あります。
先生の見解はどうでしょうか?
おすすめの治療方法あったら教えていただきたいです。
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井一樹です。
検診で虫歯が10本あると言われたのですね、いきなり言われてお子さんの虫歯のことさぞ心配されていますよね。
ご相談の治療方法についてですが、実際にお口の中を拝見していないため想像の範囲でお話させていただきます。お痛みのあるご様子ではないので緊急性のある状態ではないと想定しお話させていただきますね。
2歳のお子さんは、麻酔をして、削って詰めるという一般的な虫歯の治療は協力が得られない場合が多いです。応急処置をしながら治療の協力が得られる時期まで待つのが一般的な対応になります。状況が許すのであれば時期を待ってから治療されるのが良いかと思います、
ベストの治療方法ではないことを先にお断りしますが、できる範囲で何とかしようとすれば(歯は黒くなってしまいますが)奥歯に虫歯の進行止めを使って、前歯は麻酔をしない範囲で虫歯を取り除いて応急的に詰め物をするという方法が考えられます。あくまで応急的な対応になってしまうので、お子さんの成長に合わせて治療のやり直しは必要ですが。
すぐに完全な治療を行うことを考えたときには、そのままでは難しいので身体固定(歯科スタッフが抑えるか、レストレーナーという装置を使用します)をしての歯科治療か、全身麻酔をかけての治療になると思われます。差し迫った状況がなければ避けた方がいいかもしれません。
最適なお答えにはなっていないかもしれませんが、ご参考ください。
また、一度お口の中を見せていただければより具体的なお話もできるかと思います。ご相談だけでもいらしていただければと思います。
また、心配な点やご質問などメールでもいつでもお聞きくださいね。- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日