2歳の子供が唇の裏側をかなり深くガッパリト切ってしまい、すぐに歯医者に行きましたが経過観察でした。 傷は塞がりましたが、白く硬いしこりみたなのが残ってます CATEGORY小児歯科
札幌市北区 2歳 男性
この間2歳の子供が椅子から落ち、唇の裏側(前歯が当たるところ)をかなり深くガッパリト切ってしまい、すぐに歯医者に行きましたが経過観察でした。
傷は塞がりましたが、白く硬いしこりみたなのが残ってます。
大きさも大きいので、見た目も少しボッコっとしてるなってわかるほどです。
触ってみても固くてほんと申し訳ない気持ちでたくさんなのですが、このしこりは小さくなったりなくなったりするんでしょうか?
もう一週間はこの大きさなので変わらないんでしょうか
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井です。
お子さんが唇をケガされてしまたったのですね。私も3歳の子がいますので、お気持ちとても分かります。心配になりますよね。歯医者さんでは特に唇を縫ったりすることはなく、様子を見ることになっているんですね。現在傷がふさがっているのであればまず心配はないと思いますよ。状態を見ていないので確実なことは言えませんが、経過を見ましょうと言った歯医者の先生の判断も間違いないように思います。
さて、ご相談の傷の治った後にできた白く硬いしこりみたいなものですが、直接みていないので確実なことは言えませんが、「瘢痕(はんこん)」といって傷の治りの過程で現れるものだと思います。瘢痕は異常な反応ではありませんので心配する必要はないものですね。
一般的に、時間の経過と共にだんだん治るとは言われています。今は傷が治った直後ですから大きく膨れているのだと思いますよ。ただ、瘢痕は治るのに時間がかかります。数か月から年単位での時間で直る場合もあります。ただ、お子様はまだ小さいですから治癒力が高いので比較的早く小さくなると期待できますね。最終的にどうしても跡が残る場合もありますが今は何とも言えない時期ではないでしょうか。
とても心配だとも思いますし、患部に塗り薬を塗るなどで直りやすくできる可能性もありますから一度担当の歯科を受診されてご相談いただくことをお勧めします。
他にも心配なこと疑問点が出たり、患部の状態が変化してくるようでしたらいつでもメールでご相談くださいね。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日