耳鼻咽喉科で6歳の息子が唾液腺嚢胞と言われたのですが、様子を見て治らなければ、全身麻酔で手術と言われました。 CATEGORY口腔外科
30代 女性
今日、耳鼻咽喉科で6歳の息子が唾液腺嚢胞と言われたのですが、様子を見て治らなければ、全身麻酔で手術と言われました。
全身麻酔はさけたく、局部麻酔で手術したいのですが、6歳ではやはり、全身麻酔なのでしょうか?
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井です。
唾液腺のう胞の処置についてのご相談ですね。担当の先生は手術治療が必要という判断をされているのですね。
歯科における一般的対応としては、のう胞によって生活に支障がないのであればすぐに切除することは少なく一旦経過観察を行う場合は多いです。もしのう胞に痛みがなく除去を慌てない状況であれば、手術を急がないで局部麻酔で治療ができる時期まで待機するという選択もあり得ると思います。その点は担当の先生との相談になりますね。
また、のう胞の部位、大きさ等の条件がわからないので確実なことは言えませんが、6歳のお子様の全症例が全身麻酔で行うということはおそらくないでしょうし、状況次第では上手にできる子であれば6歳という年齢でも局所麻酔での治療も可能かと考えます。ただ、慌てない状況なら治療時期をあとにずらすだけで、お子様がある程度成長されてから成人と同じように局部麻酔で除去するという方法がより確実にできると思いますので担当医とご相談されて判断を仰ぐのがよろしいのではないでしょうか。
お子様の治療のことでとても不安がおありでしょうし、他にも心配な点はいつでもメールでお聞きくださいね。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日