欠損部前例の無治療の歯と後ろの浅い治療痕のある歯を削りました。翌日奥歯が噛んだ時に所々痛む部分が出てきました。 CATEGORY虫歯治療
女性
はじめまして、よろしくお願いします。
永久歯の欠損で今の年齢まで乳歯があり、左下真ん中の乳歯がクリーニング後に痛みが出て噛めなくなり、去年の暮れに抜歯しました。
その後の治療法として、私自身部分入れ歯を検討希望していました旨を担当医に伝えたところ、部分入れ歯は絶対に慣れることは無いと言い負かされブリッジを強く勧められました。
今年に入り先週、欠損部前例の無治療の歯と後ろの浅い治療痕のある歯を削りました。翌日奥歯が噛んだ時に所々痛む部分が出てきました。
二週間後にブリッジが出来上がる予定ですが痛みが出ている状態でのブリッジは可能ですか?
もし痛みが取れない場合の今後予想される治療法をお尋ねしたいと思います。
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井です。
現在ブリッジのために削られた後、噛むときのお痛みが出現したわけですね。治療直後にお痛みがでてきたとなると不安にもなりますよね、お察しします。強い痛みが続いてらっしゃるのであれば一度担当医に診察してもらうのが安心だとは思います。
ご質問についてですが、お口の状態を拝見しておりませんので推測になる部分はありますが、現時点で考えられることをご説明しますね。
痛みの程度によりますが、軽い痛みでしたらそのままブリッジの装着も可能かと思いますよ。ブリッジを装着することで歯の状態が安定し、徐々に症状も改善してくる可能性も高いと思われます。ここで言う軽い痛みとは、主観的な表現にはなりますが、これまで経験した痛みのマックスが10だとして、3~5程度までの痛みというイメージです。
そして、時間がたっても痛みが全くひかないという場合は、状況によっては痛みを感じている歯に負担がかからないような調整(咬合調整)を行ったり、痛みが悪くなってくる場合は神経が生きている歯であれば神経を除去する抜髄処置や、神経の無い歯の場合は根管治療を行うこともあります。これは状況により判断される部分ですのでこの処置を確実に行う、ということは言えません。悪しからずご了承ください。
ただ、多くの場合は時間の経過で症状が改善してきたり、ブリッジ・被せ物が入ることで歯が安定し症状が改善してきたりしますから、現時点ではあまり悲観せず経過をみるということが良いよいに思います。不安なお気持ちはもちろんおありでしょうから、ご都合許されるのであれば一度担当の先生の診察をうけていただくのが安心かとは思います。
他にも心配な点は何なりとメールでお聞きくださいね。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日