現在、酸蝕症で溶けてしまった歯はそのままで特に前歯は薄くなっていて先端が透けているので見た目が気になり今からでも治療したいと考えております。 CATEGORY審美歯科
30代 女性
酸蝕症の治療についてお聞きしたくメールいたしました。
現在、酸蝕症で溶けてしまった歯はそのままで特に前歯は薄くなっていて先端が透けているので見た目が気になり今からでも治療したいと考えております。
前歯の形状は残っているので、できれば歯は削らず治療したいのですが、そんなことは可能でしょうか?
もし可能でしたらどのような治療方法になりますか?また1本あたりの費用はどれくらいになるのでしょうか?
県外在住のため頻繁に通院するのは難しので治療回数なども知りたいです。
質問ばかりですみませんがご返答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井です。
酸蝕症の治療についてのお問い合わせですね、何年も見た目のことでお悩みだったわけですからお辛かったですよね、お察しします。
文章からだけでは個別の歯の状況がわかりませんので確実にできるとは言えませんが、いくつかご希望に沿った治療方法が考えられそうです。順番にご説明しますね。
一つは、ラミネートべニアと呼ばれるセラミック治療です。歯を削る場合もありますが、削る量はわずかで済むことがほとんどです。歯の表面に付け爪のようにセラミックを張り付けることで歯の形態、色調を審美的に改善していく治療です。技工士が模型の上で作成するので理想的な形に回復でき、色も任意に再現できます。治療の費用は自費診療になりまして1本10万円(消費税別)でご案内しております。治療回数は術前のカウンセリングに1回、型どりとセット併せて最短3回かかります。
もう一つはダイレクトボンディング、いわゆる詰め物を応用する方法です。ラミネートべニアは技工士が理想的に形を作る方法で、一方このダイレクトボンディングは口腔内で歯に樹脂を盛り付けることで歯の形を回復する方法です。材料をもるというシンプルな方法なので、ラミネートべニアより気軽に取り入れていける治療方法です。保険診療でも対応可能で、1本あたり1000円程度の自己負担になります。(3割負担の方の場合)ただ、口腔内に直接材料を盛るので形の回復の確実性はセラミックより低くなる可能性がある点はお知り置きください。初回カウンセリング時に行うのであれば最短で1回で対応可能です。
思いつく方法ですと上記の二通りが考えられます。もちろんお口の状態を見せていただけましたらより詳しくご説明もいたしますし、どのような方法が適しているかもお伝え出来ますよ。一度気軽にカウンセリングだけでもいらしていただければと思います。
他にも心配な点はいつでもメールでお聞きくださいね。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日