再根管治療をするまでは痛みがなく、慢性歯周炎だったのが、治療をしたところ急性に変わったのか、こめかみが痛み、辛いです。 CATEGORY虫歯治療
女性
お忙しいところ申し訳ありません。
銀歯から白い詰め物にする際、以前の根管治療では根の奥まで薬が行っていない疑惑があり、再根管治療をしております。
再根管治療をするまでは痛みがなく、慢性歯周炎だったのが、治療をしたところ急性に変わったのか、歯も少し違和感があるのですが、それ以上にこめかみが痛み、辛いです。
17時にロキソプロフェンを飲んだところ、17時40分に痛みがなく消えましたが、18時20分頃からまた痛み始めました。
このような場合どのようなことが考えられますでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
担当医の回答
ご相談のメールありがとうございます。
中嶋歯科医院の浦井です。
これまでになにも症状がなかった歯でしたのに、治療を始めたところ症状が出現しそれどころかこめかみにまでお痛みが出ているのですね。
とてもお辛い状態であると推察します。
お話を伺って、今の状況を説明する一番に考えられる原因は、いわゆる[フェニックス膿瘍(のうよう)]と呼ばれる現象です。
歯の周辺の環境が治療により変化し、これまで拮抗していた細菌と免疫力のバランスが崩れて一時的に急性炎症化するものです。急性炎症により歯に痛み・噛んだ時の違和感などの症状が出ることはもちろん、周辺組織へも影響し、今聞かせてもらったようなこめかみ(おそらくは、側頭筋と言うこめかみにある筋肉へ炎症が波及したものではないかと推察します)に痛みが生じることもあります。
ただ、治療が進み歯根の炎症が治癒すれば改善される可能性は大いにあると思います。とは言っても、すぐに終わる治療ではありませんからその間ずっと我慢されると言うのは現実的ではありません。担当の先生と相談され、適宜抗生剤や、鎮痛剤をしっかり飲んでいただくのが宜しいのではないかと思います。
他にも何か気になることや不安もおありでしょうから何かございましたら何なりと気軽にお聴きくださいね。
末筆ながら一日も早く改善されることを願っております。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日