歯周病の定期ケアは、中嶋歯科医院さんではもう少し進んだケアをしてただけますか?- CATEGORY未指定
石川県 49歳 女性
よろしくお願いいたします。
10年前から歯周病の治療と定期検診を3ヶ月に1度受けています。
お世話になった先生が引退されたため、2年前から別の歯科にお世話になっています。
が、今のケアでよいのか迷っています。
検診は3ヶ月に1度で、デンタルフロスをしていただいたあと歯石をとり虫歯があれば治療です。
はじめの歯医者さんでは超音波を使ったお掃除や、ポケットの深いところを毎回念入りにお掃除してもらっていましたが、今はポケットの深さがほぼみな3ミリだということで表面の歯石をとってもらうのみです。
先日、随分前に治療した金属を被せた奥歯が再び虫歯になり、抜くか、骨を深く削って被せものをするかどちらかだということになってしまいました。
この歯をどうするかというのも悩みですが、今受けている歯周病の定期ケアは、どこのお医者さんでもこんな感じなのか、それとも中嶋歯科医院さんではもう少し進んだケアをしてただけるのかお聞きしたくてご相談しました。
この先歯をこれ以上失いたくないので、もっと自分にできることがあったらやりたいです。
担当医の回答
こんにちは。ご相談のメールありがとうございます。
定期健診に通っていたにもかかわらず虫歯治療が必要になり今後のご自身のお口がご心配になったわけですね。
実際に拝見していないのではっきりしたことは言えませんが分かる範囲でお応えします。
現在の状態は医院での定期ケアと日々のブラッシングを10年以上継続された結果、ポケットを3ミリで維持できているのでとても素晴らしい状態のようです!
定期健診で行う歯周治療、ケアに大きな違いありません。ご存知かもしれませんが一般的に歯周治療は歯のポケットの深さと炎症の程度によりどんな治療を行うかを判断します。そしてポケットの深さを測る時、歯のお掃除をさせていただく時やその前後に1本1本の歯と歯ぐきの状態を以前の状態と比べたりして細かく確認、検査させていただきます。ポケットの深さが3ミリで少し炎症が診られる場合は、超音波スケーラーで歯の表面のお掃除を行い、4ミリ以上で炎症がはっきり診られる場合は、抗菌剤の内服や麻酔を効かせて歯ぐきの深いところまでしっかりお掃除します。
いかに変化を早期に見つけることが出来るか。これが重要です。生活環境などの変化もあるのでそれらを踏まえてケアのことをご説明しています。
再治療の歯については、おそらく歯ぐきの奥まで虫歯になっていて、歯ぐきの位置を骨を削り被せ物より下に下げてお掃除できるようにするか、その歯を抜くかということを言われたのだと思います。
どうしても以前虫歯治療した歯は再び虫歯になる可能性が高いです。理由は被せ物との間にミクロレベルの隙間ができ細菌がたまりやすくなるためです。私たちはその隙間をいかに小さくするか意識して治療を行い、その後は汚れが隙間にたまらないようケア方法を説明し定期的に見ていきます。
相談だけでもいらしていただければ実際の状態についてより具体的なお話もできると思います。
もちろんメールでも結構ですので、他にご質問やご相談がございましたら遠慮なくご連絡ください。
中嶋歯科医院 中嶋顕
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日