神経が死んでしまった歯,失活歯のホワイトニング,Walking Bleech CATEGORYホワイトニング
金沢市 27歳 女性
失活歯のホワイトニングについて。
現在市内の別の歯科にて相談したところ、神経が死んでしまった歯は差し歯にするしかないと言われました。差し歯というと抵抗があるのですが、それ意外には方法はないのでしょうか?また、歯全部のホワイトニングも行いたいと思っています。通常のホワイトニングではまったく失活歯は白くなりませんか?
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
歯の色のことでお悩みなわけですね。
実際に拝見したわけではないので確実なことは申し上げられませんが、分かる範囲でお答えさせていただきます。
まず、神経が死んでしまった歯が白くならないかというと、必ずしもそういうわけではございません。
おそらく今は神経の処置を終えて、歯の裏側にふたをしている状態だと思いますが、その部分を外して、数週間~数ヶ月漂白剤をおくことで歯の色を白くする方法がございます(Walking Bleechといいます)。
この方法を用いれば歯をほとんど削らずにすむので、抵抗もすくないのではないでしょうか。
ただし、あまりにも変色が強い場合には、この方法では効かない場合もございます。
この方法はまた後戻りして色が戻ってくるので、そのあたりも相談のうえで被せものにするのか、薬液にするのかを判断されたらいいと思いますよ。
ちなみに通常のホワイトニングでも失活歯はある程度白くなりますが、他の歯も白くなるため色の差がうまらないことや、薬が効きにくいということがあるので単独では厳しいと思います。
他の歯の色をどの段階の白さまでもっていくか、またそれをどうやって維持していくかなどを含めて治療法を決められるといいですね。
またご心配なことや、ご質問がございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日