咬合診査の方法 CATEGORY口腔外科
金沢市 48歳 女性
はじめまして 中嶋先生。
現在 2次カリ、カンチレバー脱離、根治後仮歯のままになっている箇所等あり 口腔内は問題だらけです。
数年前に上2と3をメタルボンドにしてから噛みたい所で噛めなくなり、歯根歯折や補綴物の破損、脱離、顎関節雑音、ブラキシズム、どこで噛んで良いのかわからない、不定愁訴等が次々と起こり 一時はパニック状態でした。
その後、ナイトガードを使用し生活上の悪習慣をただしたりストレッチをすることで不定愁訴は軽減してきています。
歯科治療を始めるにあたり、ここ数年のトラブルの原因がどこにあるのかが解らない事には不安で治療が受けられません。
何軒か歯科を受診しましたが、お見立てや治療法などは様々で 納得できるような病状の評価、それに基ずく治療計画を立てて頂けるドクターに巡り逢えずにいます。
私自身 咬み合わせに問題があるのでは?と感じているのですが、中嶋先生がされる咬合検査は何法でしょうか?
また、レジンを盛ったり仮歯で調整する等、体の調子を診ながらの慎重な治療は可能でしょうか?
よろしくお願いします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
長年お口の中のトラブルを抱えておつらい思いをされているわけですね。
お気持ちお察しいたします。
実際に拝見していないので問題がどこにあるかはわかりませんが、ご自身でかみ合わせに問題があると感じているのであればその可能性は十分あると思います。
数件歯科を受診して治療法が様々というのは、おそらく現在の状態をはっきりと診断できる状態ではないのかもしれませんね。
治療をすすめながら(おしゃるように仮歯の期間を長くして、調整を行っていくなど)、経過をみていく必要があると思います。
かみ合わせが本当に原因でいろいろな問題がおきているのであれば、仮歯の調整を行っていくなかでどこかのかみ合わせの位置で症状はおさまるはずです。
もし、そうでない場合にはかみ合わせ以外の原因を疑わなければならないことになります。
咬合診査の方法ですが、各種のいろいろな考え方や方法を併用していくことになります。
咬合というもの自体、個人によって千差万別ですし、この方法をもちいれば全員が治る方法などございませんし、そもそもそのような完璧な診査法や治療法があればどこの歯科医院でも同じことを行っていますからね。
いずれにしても治療には、いろいろなことをためしながら、慎重に時間をかける必要があると思いますよ。
またご心配なことやご質問がございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日