治療中の歯の継続治療について CATEGORY未指定
北海道 31歳 女性
現在治療中であり、インプラントを検討中であります。
そちらの歯科医院を受診したいと思っていますが、予約はどのようにしたらよろしいですか?
現在治療中の歯の治療を引き続いてお願いできるのでしょうか。
またそのためにはどうしたらいいでしょうか?
自分がインプラントに適しているかも非常に気になっています。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
ご転勤になって、歯の治療中のためご心配されているわけですね。
まず現在治療中の歯の継続治療が可能かどうかについてですが、もちろん可能です。
できれば簡単なもので結構ですので、担当の先生に紹介状を書いてもらえるといいですね。
治療経過を書いていただけると助かることもございますし、なにか情報がほしいときには今後連絡をこちらからとることもできますからね。
もちろん紹介状がなくても治療の継続は可能ですから心配しないでくだささい。
インプラントも検討中とのことですが、インプラント治療が可能かどうかはレントゲン検査、CT検査、かみ合わせの診査、全身状態の診査、各種の精密な検査を行ったうえで判断することになります。
まず、インプラントに適した骨の状態かどうかを診断するにはCT検査が必須になります。
単純にインプラントが可能かどうかだけを言えば、たとえ骨の量が少なかったとしても、各種の骨造成法(骨を移植したり、造りあげる方法)が現在は確立されていますので、ほとんどの症例においてインプラントが可能になります。
ただし骨造成は症例によってはリスクをともないますし、インプラントの生存率が通常よりも若干低くなるという科学的な根拠があるのも事実です。
またはじめからインプラント治療に適した状態であったとしても、かみ合わせの状態や全身状態を診査して長期的に安定するかどうかを判断しなければなりません。
インプラントをいれることが目的ではございませんし、インプラントがお口の中で長期的に安定し、機能的、審美的でありつづけることが本当の治療の目的であり成功ですからね。
現在は、昔と違い各種の最新の診断機器があること、世界中で多数のインプラントに関する研究結果、論文などがでてきたことにより、術前にかなりのレベルで術後の状態や長期的な予後の予測をたてることができます。
各種診査を行ったうえで、正確にその情報をお伝えしますから、そのうえで治療をなさるかどうかを判断していただくとよいと思いますよ。
いろいろと心配なことがでてくると思いますので、よく相談して完全に納得されてから治療法を決定できるといいですね。
いくらでもそのお手伝いはいたしますからご心配なさらないでください。
予約についてですが、すこし先の予定になりますのでメールでご希望の日時をご連絡いただければお時間をとっておきますし、お電話でご予約いただいても大丈夫ですよ(その場合一度メールで相談したむねをお伝えいただけると助かります)。
そのまえになにかご質問やご心配なことがございましたらまたご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日