「笑気麻酔」や「静脈内鎮静法」というのは、10歳の子供でも可能でしょうか?また嘔吐反射に効果はありますか? CATEGORY小児歯科
金沢市 10歳 女性
10歳の娘についてご相談させてください。
一番奥の歯が虫歯になり、先日よりかかりつけの医院にて治療を始めたのですが、口の奥にいろんな器具が入ると嘔吐反射が出てしまい、現在治療が中断しています。(これまで、前歯の治療は問題なくできましたが、レントゲンフィルムを口内に入れる器具は気持ち悪くなっていたそうです)
先日、このような状態が続くようでは全身麻酔をしないと治療をできないと言われ、それを聞いた娘本人が怯えてしまい、歯医者に通うのが恐怖になっています。
やはりこの場合は「全身麻酔」をするしか無いのでしょうか。こちらに掲載されている「笑気麻酔」や「静脈内鎮静法」というのは、10歳の子供でも可能でしょうか?また嘔吐反射に効果はありますか?
よろしくお願いいたします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
お子さんの嘔吐反射でおこまりなわけですね。
ご心配されるお気持ちお察しいたします。
嘔吐反射が精神的なことからくる場合には笑気鎮静で嘔吐反射がおさえられることがございます。
ただし、真性の嘔吐反射の場合にはやはり全身麻酔での対応が必要になるかとおもいます。
年齢的には特に問題なく治療は行えます。
一度、鎮静療法を試してみて、それでもだめなら全身麻酔という流れがよいのではないでしょうか?
またご心配なことやご質問がございましたらご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日