噛み合わせと顎関節症治療 CATEGORY未指定
白山市 29歳 女性
5年ほど前に左下の親知らずを抜いてから左の顎がガクガク音がするようになりました。
食事をした後疲れたりときどき痛みを感じたりするようになったので何件かの歯医者に行って相談したところ顎関節症と言われ矯正を進められました。
3年ほどで矯正治療が終わったのですが自分的には顎のガクガクもかみ合わせもあってなくて食べにくいままで困っています。
何かいい治療法があったら教えて下さい。
よろしくお願いします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
顎関節症と噛み合わせのことでお悩みなわけですね。
実際に拝見していないので確実なことは申し上げられませんがわかる範囲でお答えさせていただきます。
まず、噛み合わせと顎関節症は深いつながりがあります。
おそらく矯正をすすめられたのもその改善のためだと思います。
ただし単純に見た目の歯並びをよくすれば顎関節症が改善するというわけではなく、顎関節に適切な動きを与えるような噛み合わせにしなければなりません。
噛み合わせがあっていない感じがする、顎が治っていないとのことからすると、矯正で見た目の改善は行われていても、顎関節の動きという意味では改善されていない可能性があります。
この場合、状況にもよりますが、もう一度矯正を行って噛み合わせの微調整を行う、もしくは被せものなどにより噛み合わせを改善するといった対応が必要になると思います。
ただし顎関節症の原因は必ずしも噛み合わせではなく、歯ぎしりや悪習癖など様々ですので、まずはその診断が必要になると思います。
必要がなければ大げさなことをしないですみますからね。
またご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日