金沢市 根の治療 名医 CATEGORY未指定
金沢市 62歳 女性
上前歯左2、最近、時に除石後など歯茎がはれたり血がにじんだり、痛みは全くないのですが、歯科CTでは、膿の袋があり黒くなっています。根が少し短いようですが、手術で切った事はないです。現在の歯科医は様子を見るそうですが、どのような処置が最適切かつ優先なのでしょうか。
この歯は2004年、当地では自由診療で名医で知られる歯科医に培養もする完全な根幹治療がなされたのですが...。 よろしくお願いいたします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
根の先に膿みがたまっていてどのような治療をおこなうかについてですね。
メールの内容から判断するかぎり、慢性根尖性歯周組織炎という状態だと思われます。
根管内(神経のあったところ)の感染などによっておこる膿をもった状態です。
治療法としては通常、根管治療が第一選択ですが、どうしても治りが悪い場合やなんらかの理由で根管治療が行えない場合には歯根端切除術(歯肉を切開した根の先の病巣をとる処置)や歯牙再植術(一度歯を抜いて病巣をとったあと歯を戻す処置)が適応になります。
ちなみに現在は痛みが無い状態ですが急性化すると痛みや腫れがでてきます。経過をみるというのも一つの手ではありますが、自然治癒することは無いので大きくならないいまのうちに処置をするという選択肢もあると思います。
ただし、先に述べた処置はどれも、100%の成功率ではないので(歯の状態によってもことなりますが)よく理解したうえでご自身で治療法を選択されるほうがよいかと思います。
経過をみた場合のリスクとメリット、処置をした場合のリスクとメリットをよく説明してもらって、理解したうえで治療法を選択なさってください。
またご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日