左下あごと左下唇にしびれ,痛み,親知らず CATEGORY親知らず抜歯
富山県滑川市 35歳 女性
12月初旬に風邪を引いた時から、左下あごと左下唇にしびれや、痛みを感じました。歯医者でみてもらったら、左下の親知らずがその近くを通っている神経を圧迫しているのかもしれないから、抜いてみるのも手だと言われました。はっきりとしたしびれや痛みの原因は分からないまま、25日に口腔外科で親知らずを抜歯しました。そこでも、その親知らずのせいかは、断定できないままでした。
抜いてから三日経ちましたが、相変わらず左下と左あごのしびれが残ったままです。もし、親知らずが原因だったと仮定したら、それを抜いた後もしばらくは、しびれが続くものなのでしょうか?それとも違う神経内科や脳神経外科などを受診した方がいいのでしょうか?インターネットで色々調べるとあごの骨の癌とか、脳腫瘍とか恐ろしくなりました。歯のレントゲンをとったので、何も言われなかったということは、あごの骨の癌ではないということですかね?よろしくお願いします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
顎と下唇の痺れでご心配されているわけですね。
痺れがあるということは神経になんらかの異常がおきているということになります。レントゲンをとっているとのことなので口腔内にはおそらく、親知らず以外に原因となるようなものが無いのだと思います。
もし親知らずが原因であったとしても、まだ抜歯して10日もたっていないので症状に変化がないことは十分考えられると思います。ほんとうに親知らずの圧迫が原因でしびれがでていたとしたら、回復までに数週間、数ヶ月かかることもありますから。
レントゲンと抜いたときの状況が分からないので確実なことは申し上げられませんが、少し経過をみてみて、良くならないようなら他の原因を疑って、口腔外科の担当の先生に相談されたうえで神経内科、脳神経外科を受診されればよいと思います。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日