金沢,神経を抜いた歯の被せ物について CATEGORY審美歯科
東京都 24歳 女性
神経を抜いた歯の被せ物についての質問です。
現在、下の歯二本（中央から左4本目、右6本目）の歯を治療中で、両方とも神経を抜いてしまい、穴もかなり大きいため、被せ物を勧められました。
選択肢として、銀歯、オールセラミック、ハイブリッドセラミックを勧められ、銀歯にするかハイブリッドセラミックにするかで大変迷っています。
銀歯の場合は一本3000円程度、ハイブリッドセラミックの場合は一本65000円程度と言われていますが、二本のためハイブリッドセラミックにすると13万円超になってしまいます。
経済的にかなり厳しいのですが、下の歯ですし口を開けたときの見た目も気になります。
・インターネットで調べると、中身金属で表面をプラスチックにする保険適用の被せ物もあるようですが、銀歯とハイブリッドセラミック以外の選択肢はあるのでしょうか？
・ハイブリッドセラミックは、医師の技術的な問題によって持ちが左右されるとのことですが、現在かかっている医師の技術的な問題がわからず、不安です。保証が5年間とのことですが、5年間あれば安心してよいのでしょうか？
・提示された値段は妥当なのでしょうか？
神経を抜いたのは初めてで、大変迷っているので、アドバイスを頂ければ嬉しく思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご質問についお答えさせていただきます。
Q.インターネットで調べると、中身金属で表面をプラスチックにする保険適用の被せ物もあるようですが、銀歯とハイブリッドセラミック以外の選択肢はあるのでしょうか？
A.プラスチックの白い被せもので保険適応のものもございます。通常前から数えて５番目の歯まで適応になります。ご相談の内容からすると１本は保険の範囲内でも白くすることが可能だと思います。保険外の被せものと比べると劣る部分はありますが、費用の面、審美的なことからすると現実的で良い治療法だと思います。奥歯の１本は保険では金属の被せものになってしまうので間違いはないと思います。このあたりに関しては、明確な保険のルール、それぞれの材質のメリット、デメリットがあるので、担当の先生とよく相談なさって下さい。
あと保険の銀歯などを被せてみて、やっぱり見た目が気になるからという理由で、交換したりすることは簡単にできますからその点は理解しておいたほうがいいかと思います。そのほうが納得が行く場合もあるかもしれませんからね。
Q.ハイブリッドセラミックは、医師の技術的な問題によって持ちが左右されるとのことですが、現在かかっている医師の技術的な問題がわからず、不安です。保証が5年間とのことですが、5年間あれば安心してよいのでしょうか
A.被せるものの種類に限らず、どれくらいもつかは技術、日頃のお手入れなどに影響されます。ハイブリッドだから技術うんぬんというのは誤った認識かも知れません。（そう説明をうけたなら仕方ありませんが‥）
被せものの保証が５年あれば安心かどうかは難しい問題ですが、支払った費用に対して５年後に万が一だめになったときに納得いくかどうかで考えていただいたほうがいいかと思います。
自由診療に対する保証期間は医院によって違うので参考にされるといいかもしれません。（例えば当院では定期検診に通っていただけることを前提に保証期間を１０年としています）
もちろんわれわれ歯科医としては５年などとはいわず、できるだけ長くもってほしいと考えて治療しています。それは保険だろうが保険外だろうが変わらないことなので安心してください。あとは何を被せても、ブラッシングなどのセルフケアは怠らないでくださいね。それが長持ちの最大の秘訣です。
Q.提示された値段は妥当なのでしょうか？
A.保険外の治療費としては、種類からして世間の相場と変わらないと思います。妥当といってよいと思います。
以上簡単にご質問にお答えさせていただきました。
どんな治療もいくつかの選択肢の中から患者さんが選択すべきであって、歯科医にすすめられて行うものではありません。理解できる説明をうけて、納得したうえで、ゆっくり考えてご自身で選択して下さい。
我々歯科医も患者さんに喜んでいただくことを目的に治療を行っています。きっと担当の先生も悩んでいる点を話せばとことん相談にのってくれると思いますし、そうであってほしいと願っています。
ご質問にお答えしきれていない部分や、ほかにご質問があればまたご連絡ください。
良い治療結果になることを願ってます。
- 記事監修：中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院（東京都）
BIOインプラントセンター（東京都） - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック（神奈川県）
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI（International Team for Implantology）メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修：院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職（歯科医師卒業後臨床研修）
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983（昭和58）年10月16日