下の親知らずを抜歯すべきかどうか、時期について、抜歯が不安|お悩み歯科相談(記事)|石川県金沢市東山でインプラント行なう歯医者 中嶋歯科医院

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下の親知らずを抜歯すべきかどうか、時期について、抜歯が不安 CATEGORY親知らず抜歯

福島県郡山市 24歳 女性

お忙しいところ失礼致します。
私は上顎の左、下顎の左右両方に親知らずがあります。
今年5月にレントゲンを撮り、同時期に上顎右を抜歯済みです。
上顎左も抜歯予定です。問題は、下顎の親知らずです。

【下顎右】
真横に倒れ埋没していますが、隣の歯付近で少し顔を出しています。
歯みがきが難しく、最近口臭が気になりだしました。
レントゲンを撮ったときは、現在ほど顔を出していなかった
ように思います。

【下顎左】
同様に真横に倒れ埋没していますが、自己確認では現在も顔は出していないようです。

上顎左右の親知らずは、隣の歯にぶつかり炎症を起こす可能性大のため、抜歯(済・予定)で、生え方にも問題がないため、心配はしていません。

5月に歯科医に行ったときは、下顎の親知らずは死ぬまで抜歯する必要がないかもしれないと言われましたが、口臭が気になり抜歯を考えるようになりました。
しかし、12月の上旬から1年半程の留学を考えており、抜歯をした後のケアなどが心配です。
抜かずにもっと丁寧に歯みがきを心がければ口臭は改善されるのかとも思いますが…。
例え、抜歯をすることになったとしても、仕事が忙しく時間が取れるのは来月からとなります。
抜歯方法なども調べましたが、大変そうで、痛みに弱すぎる自分に不安もつきず、どうしたら良いのか分かりません。
一番の得策は何でしょうか?
どうか、よろしくお願い致します。

担当医の回答

こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
下の親知らずを抜歯すべきかどうか、時期について、抜歯が不安、などいくつか心配事があるようですね。
下の親知らずの抜歯は、そのもぐり具合だけでなく、根の数や形、顎の大きさなどが関係して抜歯の難易度が決まります。
レントゲンを見ていないためどれくらい抜歯が大変かは判断できませんが、お話をうかがう限り通常の埋伏歯抜歯になってしまうと思われます。
抜歯自体は、麻酔が効いているため痛みを感じませんが、抜歯後は2、3日痛み止めが必要となることもあります。
ほとんどの方が翌日だけの鎮痛剤の服用ですみますが、僕自身、自分の親知らずを抜いてもらったときに1週間痛み止めが必要になったので(すごく大変な歯であったため。これはごく稀なことですがあまり簡単なこと(楽だとは)は言わないようにしています。
もし抜歯に不安が強いようであれば、鎮静療法などを併用されるといいかと思います。
さて、そもそも抜歯が必要かどうかですが、口臭が気になっているようであれば抜歯されるほうがいいと思います。
もちろん丁寧なケアで口臭は改善されますが、体調を崩したときや、ケアがいきとどかないようだと、同じことをくりかえしてしまいます。
少し頭をだした状態の親知らずは、腫れや、痛みも起こしやすいです。
よって右下は抜歯をおすすめします。
時期についてはできれば留学前のなるべく早いうちに抜歯されたほうがいいかと思います。
留学先で腫れや痛みがでるとやっかいなこと(国にもよりますが、日本のようにすぐにしっかりと治療がうけられる国は稀です。)から抜歯して落ち着いた状態がいちばん安全です。
念のため留学する2週間以前に抜歯されれば、まず大丈夫です。特別なケアも必要ありません。
もし抜歯せずに留学する場合には、抗生剤と鎮痛剤をもっていってください。
痛みや腫れが出た場合にはやめに抗生剤を服用すれば落ち着きます。
まったく頭をだしていない左下は、簡単には痛みや腫れをおこさないので、無理をして今抜歯する必要は無いと思います。
日本に帰ってこられて時間に余裕があるときでよいのではないでしょうか。

記事監修:院長 浦井 一樹

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  • 1983(昭和58)年10月16日

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