パニック障害の歯科治療 CATEGORY無痛治療
白山市 39歳 女性
初めまして。
ここ5年程前から歯科が怖くなりました。
意を決して受診するも、まず削る音と振動で怖くなり、次は舌をどこに置けばよいのか解らなくなり、次第に舌が無意識に動き始め、大声を出しパニックを起こしてしまいます。
頭ではダメなのは十分解っていますが、恥ずかしながらどうしようも出来無いのが現状です。
これで4回も転院しています。
一昨日も某歯科で同様のことをし、何もせずに帰宅しました。
今後精神科で安定剤を貰ってから受診したほうが良いのかと、色々調べてた時に中嶋先生のサイトに辿り着きました。
こんな私でも治療に耐えれますでしょうか。
あと、白山市でも山間部在住なのと、まだ小さい子供がいるので、そう頻繁には通えませんが大丈夫でしょうか。
無理難題なのは重々承知です。宜しくお願いいたします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
歯科治療が恐怖心から、ちゃんと受けられないわけですね。
お気持ちお察しいたします。
5年前までは通常どおり治療を行えていたのでしょうか?
そうであれば、なんらかの精神的なトラウマが治療を受けられないようにしていると考えられます。
逆に考えると、なんらかの手段を用いて通常どおり治療を行うことができれば、きっと昔のように普通に治療が行えるようになりますよ。
そのためには、はじめはお薬を用いたりしながら、苦痛無く治療を行う必要があるかもしれませんね。
どのように対応して、治療を行っていくかは、現在の状態を診査したうえで相談して決めていけばいいと思いますよ。
同じようなお悩みをお持ちの方も、みなさんちゃんと治療ができるようになっていますからご心配なさらないでください。
治療にさける時間も限られているようですが、ゆっくりでも、すこしづつでも治療を行っていければ、きっとなにもしないより前に進めますし、気持ちも前向きになれると思いますよ。
一度ご相談だけでもいらしていただければ(おこさんも一緒でもかまいませんので)、診査してより具体的にご説明できるかと思います。
もちろんメールでも結構ですので、ほかにご心配なことやご質問がございましたら遠慮なくご連絡ください。
お力になれたらと思います。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日