ハイブリッドやセラミックでの治療について CATEGORY審美歯科
富山県富山市 34歳 男性
ハイブリッドやセラミックでの治療について質問です。
2次カリエスになる可能性がとても低いと聞いて、とても魅力を感じました。
歯を少しでも残したい、審美の点、など考えてそういう治療を行いたいと考えています。
ただ、そういった治療では、丁寧な治療かどうか、設備などを上手く使うかどうかで2次カリエスの可能性が大きく違ってくると聞きました。
歯科によって結構手順や道具、使用材が違うものなのでしょうか?
また2次カリエスの可能性に差が付くものなのでしょうか?
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
ハイブリッドやセラミックでの治療についてのご質問ですね。
まず、ハイブリッドやセラッミック治療を行うと2次カリエスになりにくいというのは誤解です。
2次カリエスは詰め物や被せもののまわりから再び虫歯になることをいいますが、そのなりやすさは歯と詰め物や被せものがどれくらい適合しているか(すきまがないか)が大きく影響します。
つまり型をとったり、模型をつくったり、技工士の技術であったり、素材であったりいろいろなことが影響します。
ご質問があったように、歯科医院によって治療する際の使用材料(型をとる材料や模型の材料やその扱いかた)や技術(技工士を含め)によってこの適合に差がでてくるので、2次カリエスのなりやすさも変わってきます。
材質も適合に影響する一つ要因ではありますが、それ以上に他の要因のほうが影響しやすいですよ。
それに、意外かもしれませんが、適合の精度からいうとハイブリッドやセラミックよりも金属のほうが有利なんですよ。
これらのことをよく考えて、相談なさってから治療法を選択されるといいと思います。
またご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。
患者様より>----------------------------------------------------------------------
中嶋先生
金属のほうが適合がよいのですか、全く勘違いしていました。
セラミックなどが、全てにおいてよい、というものではないのですね。
よく検討します。
丁寧な説明ありがとうございます。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日