上下顎前突,歯列矯正 CATEGORY未指定
金沢市 14歳 女性
口元が膨らんでいて、口が閉じにくいのが以前から気になっており、近くの矯正歯科医院へいって調べてもらいました。
すると、上下顎前突と診断されました。歯列矯正のためには上下4本の抜歯が必要だそうです。
しかし、幼少期から指しゃぶりや食べ物をあまり噛まずに飲み込んでしまったり、鼻疾患で寝るときや鼻が詰まっているときいつも口をあけていたりしているためか、顎があまり発達していなくて顎の部分が丸くなっています。
これでは、せっかく歯をぬいて矯正しても口元があまり変わらない気がします。
今からでも、食事のときよく噛むようにしたりして気をつけていれば顎は発達するのでしょうか?
それとももう手遅れなのでしょうか。
教えてください。お願いします。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
顎の成長は体の発育と関係が深く成長期に起きます。
長い場合でも20代前半にはその成長は止まります。
ご質問にあったように気をつければ顎が発達するかどうかといいますと、あまり期待はできないと思います。
歯の数は全部で28本(親知らずを含まず)でして、顎の大きさが正常であればスペースが足りて歯が並びきる事ができます。
ですが顎が小さいとスペースが足りないため凸凹になったり、歯は唇側に倒れてしまいます。
幼少の頃指しゃぶりの癖があったようなのでそれも関係していると思います。
4本歯を抜く事によって歯の数と顎の大きさの関係が改善されますので口元の状態は良くなると思います。
ただ実際に診てみないと、歯の問題か、顎の骨の問題なのか分からないのでかかっている先生とよく相談し、納得した上で治療を始めた方が良いと思います。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日